ヘアマニキュアへの よくあるご質問です。

Q   白髪が多すぎる場合、ヘアマニキュアはできないと他のサロンで言われましたが、、、、。

A 

 白髪が多くても(白髪率が9割以上など)まったく問題はありません。

他のカラー剤とほぼ同じ様にまたダメージなしで染めることができます。

Q   白髪は全体的にはまだ多くはないのですが気になります。ヘアマニキュアのメリット、デメリットは?

メリットは髪を傷めずにツヤをしっかり出して染められること、ヘアダイなどと違い地肌には薬剤

 

を塗らないので毛根(毛母細胞)へのストレスを与えないため、新たな白髪の発生しにくい健康的な

 

頭皮環境を保持できます。その施術方法自体、最近ヘアカラー(ヘアダイ)で増加傾向にある接触性

 

皮膚アレルギーなどへの一定の対策にもなっています。

 

 

したがって髪や頭皮などに染料の直接的な悪い影響を与えにくく、ダメージの蓄積もしません。

 

さらに、髪内部の水分をヘアマニキュア成分で外側から包み込むため、継続的な使用によって

 

髪のバサバサした荒れた感じや強いダメージはヘアダイなどと比べ皆無です。

 

むしろダメージ状態から髪を補修し、整えて回復に導いてくれます。

 

 

デザイン的な面では白髪が多くないケースで、あえて明るいブラウン系などを使って、例えば分散して

 

生えている白髪を活かした(白髪だけが発色します。)ウィーヴィング風も傷めることなくできます。

 

 

 

 

 

 

ジオスケィプでは明るめのブラウン系は人気があり、白髪の量が多いケースでもフル活用です。

 

明るめの色は施術の難度は高くなりますがダークブラウンやブラック系などに比べて

 

いかにも的な白髪染め感が強調されにくくなります。染まる限界はあります。

 

 なおヘアマニキュアでは白髪は多い方が髪の色、明るさをコントロールしやすくなります。

 

 

 

デメリットは黒い地毛の髪色を明るくできないこと、そして永久染毛ではないため少しずつ褪色します。

 

また刈上げなど極端に短い髪では染料をはじきやすく、地肌には染料が付着しやすくなります。

 

 

 

 

ご参考までに、 

 

ヘアマニキュアが褪色していく度合いは、使用するシャンプーによってもかなり差が出ます。

 

洗浄力が弱い(アミノ酸系など)シャンプーを使うことで褪色や色落ちの速度は抑えられます。

 

それとは逆にテトラデセンスルホン酸Naやパレス-3硫酸Na,ラウリル硫酸Naなどが容器裏面に

 

上位表示されているシャンプー剤の使用では、洗浄力が甚だしいために色落ちが早いです。

 

 

またこれら洗浄力の強い成分と、アミノ酸系洗浄成分をミックスされているものも多く市販されていますが

 

ヘアマニキュアの色落ちは早い印象があります。 

 

 

 

ちなみに石鹸シャンプーは色落ちは早めますが健全な育毛環境が期待できます。

 

前述のラウリル硫酸Naなどはそれがまったく期待できません。

 

 

Q 美容室でヘアマニキュアをしていますが、忙しくこまめにいけません。つなぎ的に自宅で市販の

 

ヘアマニキュアを使って白髪を染めたいのですが、、、また 注意点などはありますか?

A 色などに強いこだわりが無ければ問題ありませんもし顔や耳などにヘアマニキュアが付いたら

 

 すぐに液体石けんなどを塗ってそのまま放置し(強くこするのはやめましょう)シャンプー時に洗い流します。

 

  

また分け目周辺や頭頂部の毛量が薄い方では、地肌にヘアマニキュアが付着しやすくなったり付着跡

 

が目立ちやすくなったりします。少量ずつ、うすく塗布するなどの配慮が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

しっかりヘアマニキュアを染めるためにとても大事なことといえば

 

ヘアマニキュアは施術前のシャンプーが必須です。 例えば前日のシャンプーでは、経過した時間とともに

 

頭皮からの皮脂成分が、僅かに白髪の根元部分にも浸透し、結果的に染まりが悪くなります。

 

ヘアマニキュアを塗布後、放置時間を長めにしても効果は同じです。

 

 

 

ちなみにジアミン系白髪染めでは、5~6日シャンプーしていない状態でも問題なく染まります。

 

さらにワックスやヘアクリームなどの付着があっても白髪は染まります。このことから

 

ジアミン系染料の比類なき化合物的パワーの強さがご理解いただけると思います。

 

  

   

 

ヘアマニキュアの注意点へ 

 

話を戻します。普段使用しているシャンプー剤やコンディショナー類の成分中にコート剤成分や

 

シリコーン類が多く含まれている場合髪のキューティクル表面がコーティング化されヘアマニキュアは

 

染着しにくくなるだけでなく褪色の速度も早まってしまいます。なによりも一番大事なことは

 

直接髪のキューティクルにダイレクトにヘアマニキュア色素を染着させることに尽きます。

 

 

 

 

ヘアマニキュアは『地肌にぎりぎり付けない様に塗る』などの施術時の繊細さも必要なので

 

少々面倒と感じてしまうかもしれません。しかし油分やコーティング剤など染まりの障害に

 

なりやすいものを事前に取り除くことで染着性がグッと上がり、色の持ちもアップします。

 

 

 更に白髪が目立ちやすい分け目部分やこめかみ周辺は入念に複数回、重ねて塗ることで色落ちを

 

ある程度抑えられます。手間と時間は少々かかりますが仕上がりに明確な差が出てきます。

 

 

 

 Q ヘアマニキュアの色落ちが以前よりも早くなったような気がします。最近水泳をはじめました。

 

プールの水に髪が濡れにくいキャップをしっかりかぶって色落ちは防いでいますが、 

 

シャンプーを施設内で済ませるときが時々あります。

 

 

 A プール施設のシャワーなどに使用されているお湯は、施設内循環型として再利用をするケース

 

 が一般的だと思います。したがって水質の衛生基準を満たすために、殺菌などを主な目的とした家庭

 

向けの水道水よりさらに濃い濃度の塩素を含んでいる可能性があります。

 

 

 

施設内でのシャンプーは髪にその影響を少なからず与えかねず、ヘアマニキュアの褪色が早まることは

 

十分に考えられます。ロングヘアの場合すすぎにかかる時間は長くなりがちですから

 

さらに褪色しやすくなります。

 

髪を塩素などによるダメージから守る側面からも、なるべくご自宅でのシャンプーをおすすめします。

 

特に夏場のプール施設では衛生管理上塩素濃度を上げることも考えられますので注意が必要です。 

 

Q    ジアミン系の白髪染めカラー剤との色持ちや染まりの差は?

A 基本的にヘアマニキュアはその性質上日々のシャンプーによって少しずつ色が薄くなります。

 

染まり自体はジアミン系には劣りますがそれほど大きな差ではありません。

各サロンや施術者によってかなり違いがあるようです。また白髪染め対応として取扱いをしていないサロンも多いようです。

 

当店で施術をされている方の中には、ジアミン系で白髪を染めていた時と違い少々白髪が伸びてもクッキリな

 

らないのでかえって以前より気にならなくなった、とおっしゃるお客様もおり結果的にジアミン系より染め

 

る間隔が長くなったケースもあります。こちらとしてはとてもポジティブな想定外でした。